人気ブログランキング | 話題のタグを見る

チューニング

忘れもしない大学1年の頃
世界的名曲「ホテルカリフォルニア」がリリースされた。

しかしそのライナーノーツの低俗さは今でも覚えてる。

「タイトル曲、この素晴らしさは、まずは冒頭12弦ギターのチューニングが
あっていること・・・」(実際の記述は違うけど、ニュアンスはほぼこの通り)

これを呼んだ瞬間、私の中で評論家という人のステイタスが音をたて
崩れ去ったのをおぼえている。プロたるもの、チューニングはあっていて
あたりまえ。よもや、それがアルバム賛辞の言葉になるとは思えなかった。

四半世紀たった現在。

やはり、チューニングのあってない論評も多い。情報発信の洪水の中
われわれに求められるのは、その全ての情報を鵜呑みにせず、しかと
自分のフィルターで本質を見極めることだと思う。

現状の怒涛のようなweb2.0の波はネット先進国からの輸入であろうが
そこで我々は立ち止まり、もういちど自分のスタンスですべての情報を
咀嚼せねばなるまい。
by ec-10 | 2006-09-05 00:45 | EC徒然傘


<< 諸行無常 ウェブ・フォーレバー >>